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発泡性ワイン?

ポポくんのワインカフェ【HOME】>ワインを楽しむ基礎知識

おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは こころなりけり 名言ですね。大事なのはなにをするべきかではなく、なにがしたいかです。心の持ちようで世界はかわる?魅力的で感動のあるワインがそばにあると、豊かな人生のたしになると信じています。恋人をさがすがごとくワインを探す…ロマンですね。
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ココは ”ワイン好きの、ワイン好きによる、ワイン好きのためのブログ ”です。
いつか、日本中のワイン好きの方々と、お友達になれたら素敵だなあ…
などと夢みて書いています。あなたのワイン選びなどの、参考になれば幸いです。

発泡性ワインとは?


発泡性ワイン(スパークリングワイン)は文字通り、”発泡性のあるワイン”です。フランスのChampagneのものがもっとも有名ですが、世界中にいろいろな発泡性ワイン(スパークリングワイン)があります。

スペインではカヴァ、イタリアではスプマンテ、ドイツではゼクトと呼ばれています。なお、フランスにはChampagne以外にも発泡性ワインがありますが、それらはヴァン・ムスーと呼ばれています。

シャンパーニュ地方で、法律に基づき、厳密な製法でつくられたのが”シャンパン”で、あとはスパークリング・ワインと覚えておけばいいでしょう。

発泡性ワインの製法もいくつかありますが、参考・・・でいいと思います。

1. シャンパーニュ方式
(Methode Champenoise、Methode Classique、Methode Traditionnelle)
まず、辛口の白ワインをつくります(ベースワイン=vin de base)。これに適当な量の糖分と酵母の混合液(びん詰のリキュール=liqueur de tirage)を再添加してびん詰、王冠で打栓してセラーに置きます。
糖分と酵母がありますから、びんの中で再度アルコール発酵が起き、炭酸ガスが発生します。発生した炭酸ガスは出口がないのでワインに溶け込み、発泡性のワインができあがります。
このままでは、びんの中に酵母が澱として残っていますので、これを取り除く必要があります。そのために、まずびんをゆすりながら口を徐々に下に向け倒立させ、酵母をびん口部分に集めます(動びん=remuage)。
現在では、このびん口部分を-20℃程度の冷却液に浸して凍らせ、正立に戻してから栓を開けます。そうするとびん内の圧力でびん口に凍った酵母の澱がびんの外に飛び出し清澄なワインがびんの中に残ります(首抜き=degorgement)。
そして、目減りした分を同じワインと砂糖を混ぜた甘味調節のためのリキュール(門出のリキュール=liqueur d'expedition)で補い、コルク栓で打栓、包装します。
2. トランスファー方式(Methode Transfer)
びん内の発酵までは、シャンパーニュ方式同様におこないます。そのあと、炭酸ガスを保ったままのワインを、酵母の澱ごと密閉タンクへ移して合一し、ろ過、甘味調整をしてびん詰めします。

3. 密閉タンク方式(Methode Chalma、Cuve Close)
泡を取り込むための発酵をびん内ではなく、最初から密閉タンクでおこなって、ろ過、びん詰します。

4. 一次発酵方式(Methode Rurale)
ベースワインのアルコール発酵が完全に終わる前、適当な糖分が残った状態でびん詰して、あとはシャンパーニュ方式と同様にワインを仕上げます。発酵の最後の部分がびん内で進行して、そのときに生じた炭酸ガスがワインに溶け込みます。スパークリングワインをつくるためのもっとも古い方法です。

5. 炭酸ガス封入方式(Vin Gazeifie)
ベースワインに、密閉タンク中で炭酸ガスを封入します。

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